マレーシアにいる家族や知人と連絡が取れなくなった場合、当社が現地で勤務先と住まいを確認します。電話が通じない、既読が付かない、送金の連絡だけが来る。こうした状態から、その方がいまマレーシアのどこで、どのような生活をしているのかを確かめる仕事です。依頼者ご本人が渡航される必要はありません。
01マレーシアで多いのは、どういう状況か
当社にご相談が多いのは次の3つです。いずれも「いなくなった」ではなく、「連絡だけが切れている」状態から始まります。
- 駐在中の家族と連絡が取れなくなった。会社には出社している様子だが、家族への連絡だけが止まっている
- 現地で就職した子どもと連絡が取れない。勤務先を聞いていない、あるいは聞いた勤務先が実在するか確認できていない
- 送金の依頼だけが続いている。本人らしき連絡は来るが、会いに行けず、現地の状況が確認できない
マレーシアの場合、生活の拠点がコンドミニアムであることが多く、外から様子が見えません。日本の一戸建てやアパートのように、郵便物や洗濯物で生活の有無を読むということができない土地です。そのため、確認は建物の外側ではなく、勤務先と行動から入ります。
02当社が最初に確認すること
| 生活が続いているか | まず確認するのはここです。決まった時間に外出があるか、同じ場所へ通っているか。生活が続いていることが分かるだけで、ご依頼者の不安の大部分は形が変わります。 |
|---|---|
| 勤務先と住まい | 聞いていた勤務先に実際に通っているか。住まいがその近くか、離れているか。マレーシアでは転職にともなう転居が多く、聞いていた住所がすでに現住所でないことがよくあります。 |
| 誰と過ごしているか | ご依頼の目的によります。所在の確認だけで足りる場合は、ここまで踏み込みません。必要かどうかは、最初のご相談で決めます。 |
| 州をまたいでいないか | クアラルンプールで探していた方が、実際にはイポーやジョホールバルに移っていた例があります。半島部は車での移動が容易なため、当初の想定より広く見ることがあります。 |
03連絡が途絶えてから時間が経っている場合
最後の連絡から半年、一年と経っていても、ご相談をお断りすることはありません。当社がイポーでお受けした案件は、半年連絡がなかった方の住まいと勤務先が、聞いていたクアラルンプールではなくイポーだったというものでした。
ただ、時間が経つほど確認に日数がかかるのは事実です。手がかりが「最後に聞いた勤務先」しかない場合と、直近のSNSの投稿がある場合とでは、進め方が変わります。お手元にある情報は、古いものでも構いませんので全部お聞かせください。ご依頼者が「これは関係ない」と思っている情報から、生活圏が分かることがあります。
04日数と進め方
ご相談から現地が動き出すまで、最短で2日から3日です。確認そのものは、手がかりがはっきりしている案件で2日から3日、生活圏から絞り込む案件で1週間前後を見ていただきます。東マレーシア(コタキナバル・クチン)や島の案件は、移動が日数に入ります。
途中で状況が動いたとき、あるいは当初の想定と違う事実が出てきたときは、期間中でもご連絡します。最後にまとめて報告する形にはしません。所在の確認では、途中で分かったことがご依頼者の判断を変えることがあるためです。
05制度のことについて
マレーシアには個人情報保護法(PDPA)があり、個人データの収集と利用には制約があります。登録情報や通信の記録といったものは、正面から開くものではありません。当社の確認は、現地での行動と生活実態が中心です。
ただし、一切閉じているという意味でもありません。どなたが、どういう立場で、何のために必要とされるのか。そこによって、道が残っていることがあります。この点は一般論としてページに書くことではないので、ご相談の中でお答えします。
確認には、二つの種類があります
所在の確認では、まず人が動かない確認から入ります。聞いている勤務先が実在するか、その会社が今も営業しているか、代表者は誰か。公開されている情報を当たる作業なので、探されている方に伝わることはありません。照会する先がご本人ではないためです。この段階で街が絞れることもあり、そうなれば人を動かす日数が短く済みます。
そのうえで人が動く確認に移ります。実際にその勤務先へ通っているか、どこに住み、どのような一日を過ごしているか。ここは生活圏に入って確かめることになります。
人が動く確認について、絶対に気づかれないとは申し上げません
当社の確認は、二つに分かれます。ひとつは資料で確かめるもの。会社が実在するか、登記がどうなっているか。これは照会する先が対象者ではないので、伝わることはありません。もうひとつは、現地で人が動いて確かめるものです。この後者について、当社は「絶対に気づかれない」とは言いません。特にマレーシアでは、日本人の駐在員コミュニティが街ごとにまとまっていて、顔の見える範囲が想像より狭いことがあります。ランカウイやコタキナバルのような場所ではなおさらです。当社は気づかれない確率を上げるために人員と時間帯を組みますが、それは保証とは違います。危ないと判断した場面では、その日は引くこともあります。
06よくあるご質問
住所も勤務先も分からないのですが、依頼できますか
ご相談ください。当社がお受けした案件でも、手がかりが「マレーシアにいるらしい」という情報だけだったものがあります。ただし日数はかかります。まずお手元にある情報を全部お聞かせいただいたうえで、どこまで見込みがあるかを正直にお伝えします。
本人がマレーシアを離れていた場合はどうなりますか
その事実が分かった時点でご連絡します。シンガポールやタイへ移動している場合、当社は引き続き確認できることがあります。マレーシアからシンガポールへは陸路でつながっており、国境をまたぐ案件は当社では珍しくありません。
相手に接触してもらうことはできますか
当社は原則として接触しません。所在が分かった段階でご報告し、その先どうされるかはご依頼者が決められます。ご依頼者が現地へ来られる場合、当社が同席することはできます。コタキナバルでそうした案件をお受けした例があります。
警察に届けたほうがよいですか
状況によります。事件性が疑われる場合と、本人の意思で連絡を絶っている可能性が高い場合とでは、取るべき手順が変わります。当社は判断を申し上げません。ただ、これまでの案件で見てきた分かれ目はお話しできますので、ご相談の際にお尋ねください。
07ご相談ください
ご相談の費用はいただきません。何から話せばいいか分からない、という状態で構いません。マレーシアからのお電話はフリーダイヤルがつながりませんので、下の番号かLINEをお使いください。

