マレーシアにいるとされる相手から、お金の話が出ている。会ったことはないが、連絡は毎日ある。当社にはこうしたご相談が入ります。確認するのは、その方が実在するか、話している勤務先や住まいが現地の実際と合っているか、という点です。相手を疑い切っているわけではない段階で構いません。むしろ、その段階のほうが確かめる意味があります。
01ご相談をいただく状態
当社にご連絡をいただくのは、次のような時期が多くなっています。金額が大きくなってからより、最初の送金を求められた段階でのご相談のほうが、確認の意味があります。
- マレーシアで働いていると聞いているが、会社名を調べても実態がつかめない
- 会う約束が何度か流れている。理由はそのつど違う
- 入院、事故、税金、通関といった理由で、急ぎの送金を求められた
- 投資や事業の話が出ていて、増えた金額の画面を見せられている
- すでに何度か送金しており、金額が増えてきた
ご相談者は、日本にお住まいの方が大半です。相手がマレーシアにいるとされているだけで、実際には別の国にいる場合もあります。その可能性も含めて確認します。
02当社が確認していること
このご相談では、まず人が動かない確認から入ります。相手に伝わることはなく、費用も抑えられ、多くの場合はここで判断がつくためです。
| 会社が実在するか | 聞いている勤務先が、マレーシアで実際に登記されている会社かどうか。設立の時期、代表者、事業の内容。ここが最初の分かれ目になることがよくあります。 |
|---|---|
| 住所が実在するか | 聞いている住所が、その用途の建物かどうか。オフィスと聞いていた場所が住宅であったり、そもそも存在しない番地であったりします。 |
| 写真と話の整合 | 送られてきた写真に写っている場所が、話している街と合っているか。マレーシア国内の風景かどうかも含めて見ます。 |
| 送金先の名義 | 送金を求められている口座の名義が、相手の名前と一致しているか。第三者名義や法人名義になっている場合、その意味をご説明します。 |
そのうえで必要があれば、人が動く確認に移ります。聞いている住所にその方が実際にいるか、そこでどのような生活をしているか。これは現地に人を出す確認になります。ただ、その手前で分かることが多いのも事実です。
03相手がマレーシアにいない場合
「マレーシアにいる」と聞いていた相手が、実際には別の国にいることがあります。この種のご相談では珍しくありません。当社の確認でその可能性が出てきた場合、その時点でご連絡します。
当社はマレーシア以外にも、韓国、台湾、ベトナム、タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピンで確認ができます。相手の所在が隣の国だと分かった時点で確認が止まる、という形にはなりません。マレーシアからシンガポールへは陸路でつながっており、両国をまたぐ案件は当社では日常的にあります。
04日数と費用の考え方
資料での確認が中心であれば、数日でお答えできることがあります。現地に人を出す確認まで進む場合は、そこから2日から4日ほどを見ていただきます。ご相談の段階で、どちらまで必要かをご一緒に決めます。
この種のご相談で当社が最初にお伝えするのは、確認にかける費用と、送金しようとしている金額を比べてくださいということです。確認のほうが高くつくのであれば、当社にご依頼いただく必要はありません。その判断材料はご相談の段階でお出しします。
05制度のことと、当社がお伝えしていること
マレーシアには個人情報保護法(PDPA)があり、個人データの収集と利用には制約があります。登録された身分の情報や、通信・金融の記録にあたるものは、正面から開くものではありません。当社が行うのは、公開されている情報の確認と、現地での実態の確認です。
ただし、一切閉じているという意味でもありません。どなたが、どういう立場で、何のために必要とされるのか。そこによって、道が残っていることがあります。この点は一般論としてページに書くことではないので、ご相談の中でお答えします。
当社は、送るべきか送らないべきかを申し上げません。確認できた事実をお伝えするところまでが当社の仕事です。決めるのはご依頼者です。
また、すでに送金された分について、当社が取り戻すことはしません。取り戻しをうたう会社や個人から接触があった場合は、慎重にご判断ください。同じ相手が二度目の被害の入口になることがあります。
06よくあるご質問
会ったことがない相手でも調べられますか
調べられます。むしろ会ったことがない段階でのご相談が大半です。手がかりは、聞いている勤務先の名前、住所、写真、送金先の口座名義など、お持ちのもので構いません。少なくても、まずお聞かせください。
相手に確認していることが伝わりませんか
資料での確認は伝わりません。照会する先が相手ではないためです。現地に人を出す確認に進む場合は、事前にご説明したうえで判断していただきます。当社から相手に接触することはありません。
名前と写真しかないのですが、依頼できますか
ご相談ください。その情報だけでも、写っている場所がマレーシア国内かどうかなど、確認できることがあります。ただし分かる範囲は限られます。どこまで見込みがあるかを先にお伝えしたうえで、進めるかどうかを決めていただきます。
すでにかなりの額を送ってしまいました
まず、これ以上の送金を止めるかどうかの判断材料が必要だと思います。相手の実在と実態の確認は、その段階からでもできます。送金分の回収は当社では行いません。警察や弁護士へのご相談が必要な段階かどうかも、状況を伺ったうえでお話しします。
調べた結果、問題がなかった場合はどうなりますか
問題がなかったという事実をご報告します。当社はそれを空振りとは考えません。確かめたうえで進めるのと、確かめずに進めるのとでは、その後が変わります。
07ご相談ください
ご相談の費用はいただきません。まだ送金していない段階でも、すでに送っている段階でも構いません。急ぎの送金を求められている場合は、その旨をお伝えください。

